phpは非常に優れたプログラミング言語である。実行速度が速くサーバーに負荷を与えないので、web開発においては中心的な役割を果たしている。そして何より、複雑な構成が不要で人間の言葉との親和性が高い親しみやすい作りになっているので、プログラミング未経験者にとっても習得が容易なのが特徴である。数ある言語の中でも飛び抜けて使用者が多いことが、それが事実であると証明している。
また、phpのプログラマーは手早く大量に集めることが出来るので、大規模なweb開発を行う時には企業にとっては非常にありがたい存在である。しかし同時に、そのための弊害も生まれている。習得が容易なゆえに、プログラマーの質に極端なバラつきがあるのだ。特に、それしか出来ないというプログラマーは技術的に未熟な場合が多く、開発を行う上での障害にもなりかねない。逆に言えば、それしかできないプログラマーは、いくらその言語を極めていたとしても企業から評価されない可能性が高くなってしまうのだ。
そうした悪しきイメージを断ち切るのに一番良いのは、それ以外の言語も身につけることだろう。複数の言語を操れるということはそれだけで大きなアドバンテージとなるのだ。もちろん、php自体は悪い言語ではなく、需要も高いのでマスターしておくことに越したことはないだろう。問題は、そこにいる十把一絡げプログラマーとどう差別化を図ることが出来るかということに尽きるのだ。
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